ご挨拶

日本プライマリ・ケア連合学会中部ブロック支部学術集会も今回で7回目を迎え、諸先輩方が継続してこられた本会を、越前ガニがおいしい季節にここ福井県で開催できますことを大変光栄に存じます。

 新専門医制度において総合診療が19番目の基本領域として認められ、今年4月から専攻医研修が始まりました。3年後に我が国で初めて誕生する総合診療専門医と、すでに地域医療の現場でご活躍されている医師、看護師、薬剤師等、医療・介護の多職種の皆様が協調し新時代の礎となれる必要があります。総合内科専門医との違いとはなんでしょうか?

総合診療医のコンピテンシーには、包括的統合アプローチ Comprehensive care, Integrated care、地域志向アプローチ Community orientationが盛り込まれております。その中でも、健康増進と疾病予防 health promotion, preventive careについては他の分野より標準的で効率のよい指標が少なく、取り組みづらい分野ではないでしょうか?また、専攻医ポートフォリオの予防医療、地域包括ケアの項目にもなっており、専攻医も指導医だけでなくメディカルスタッフのみなさんも実践、指導に苦労されているのではないでしょうか?

今回はテーマを会場のAOSSA(アオッサ)福井になぞらえて、あおっさ♪かたろっさ♫予防医療♫と題して、徹底的に、ヘルスメンテナンス ヘルスプロモーションをキーワードに切り口として、、福井県高浜町で先進的な取り組みをしている福井大学医学部附属病院地域プライマリケア講座教授の井階友貴先生を中心に、施設やプログラムの壁を超えて徹底的に議論・語り合い、学ぶ機会とさせていただきました。

また、予防医療にはなかなか時間が取れず取り組めないという方も多いと思います。最近「予防医療のすべて」をご出版された亀田ファミリークリニック館山院長の岡田唯男先生を特別講師としてお招きして、ご講演していただく予定です。岡田先生は知的活性化プロジェクトなど、予防医療についてもアカデミックに深められており、米国での視点も踏まえ興味深いご意見いただける予定です。明日からの診療に役立つ内容となっています。皆様のご参加により、演者・参加者が一体となり、職種・年齢を超えた熱い一日となることを期待しております。

会場のある福井市は、福井県の北部である嶺北地方の中心に位置し、東尋坊や永平寺、恐竜博物館など、県内に数多く点在する観光スポットへのアクセスも可能です。

 11月25日(日)に会場で皆様にお目にかかれますことを楽しみにしております。